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サロン・ド・エンジェル&多摩ユースサロン

2018年5月3日(木・祝)
サロン・ド・エンジェル&多摩ユースサロン
合同バーベキューパーティーが開催されました。

お天気にも恵まれた祝日、総勢21名+ワンちゃん2匹が集い
ワイワイと楽しい時間の始まりです!

昨年度高校を卒業し新社会人や学生となり、少し大人になった
みんなのステキな笑顔に会えました。うれしかった〜♪
そして今回は初期のエンジェルの自立支援プログラムに参加してくれた
大先輩も久しぶりに元気な姿を見せてくれました。

エンジェルの自立支援プログラムをサポートしていただいている
司法書士の先生、企業のボランティアさんにもご一緒していただきました。
美味しいデザートの差し入れありがとうございました!

今回はバーベキューマスターが勢ぞろいです。
火おこし・焼き加減など、初めての人でも先輩たちに教えてもらえるので安心です。
みんなで交代しながら、焼いたり、食べたり、そしておしゃべりが弾みます。

社会人も学生も毎日を謳歌している様子がうかがえます。
時には困ったこと、悩んでしまう場面に遭遇しながらも
信頼できる友人や先輩、今日ここに集った大人たちに相談したりアドバイスを
もらい一歩一歩進んでいます。日々、成長ですね。

今日の体験も良き思い出となり大事な力となることを祈って!
また来年一緒にBBQをしましょう。
今回参加が叶わなかった卒業生も来年はぜひいらしてくだいね(^_−)−☆

最後に人気メニューのご紹介。
お肉はもちろん「ししゃも」「魚河岸あげ」と変わり種も大人気でした!
定番の焼きそばもソース味と塩味です。これまた美味!
ホットケーキも美味しくできました。
来年は何を焼こうかな(^_^*)
リクエストお待ちしています!

ご参加のみなさま、本当にありがとうございました。

自立支援活動報告会を開催しました

11月16日に新宿住友ビルスカイルームにて、エンジェルサポートセンター「社会的養護からの自立支援活動報告会」を開催しました。

活動開始から15年を迎えるにあたり、これまで児童養護施設や里親家庭からの社会的自立に対して行ってきた様々な支援活動の報告を行い、この日は全国の児童養護施設の施設長、職員、里親、支援企業、団体、個人の皆様、総勢55名にご来場いただきました。
開会にあたり、小田原きよし衆議院議員に応援のご挨拶をいただき、厚生労働省家庭福祉課課長からのメッセージを紹介させていただきました。

理事長の高橋利之より活動報告を行い、これまでの団体の経緯、そして現在の自立支援活動の意義、また具体的なプログラムの内容や効果についてお話ししました。
特に、安全な環境で多くの人とつながることが安心と自信を持って目標に向け成長していく機会になっていることを紹介。法律講座の講師をしていただいている司法書士の石井寛昭様、家計やライフプランについて講義を担当いただいているアクセンチュア株式会社の山崎丁巳生様から、支援者の立場としての関わりについてお話しいただきました。
連携として、2012年から行ってきた福島県内のすべての児童養護施設を対象とした自立支援プログラムを紹介、青葉学園の神戸信行施設長先生より、福島での取り組みと効果についてご紹介をいただきました。

このように活動を紹介することにより、これからも多くの支援が各地で起こっていくことにつながるといいと考えています。私達が期待することはエンジェルサポートセンターの事業を広げることではなく、「子どもたちの成長に対して必要な支援が備わっている社会になること」です。

これまでの活動に多くの支援をいただいていることに感謝の気持ちを表し、感謝状の贈呈を行いました。
自立支援プログラムの実施と家電等のプレゼントに助成をいただいているフィリップモリスジャパン合同会社様、身だしなみ講習をご支援いただいている公益財団法人資生堂社会福祉事業財団様、身だしなみ講習とスーツのプレゼントにご支援いただいている株式会社AOKI様に、それぞれ感謝状の贈呈とご挨拶をいただきました。

後半は、これまで行われた各地のエンジェルサポート自立支援プログラム修了生の皆さん4名による座談会を行い、参加の動機、学んだなかでよかったこと、自立後の変化、これからの期待、といった内容についてそれぞれ語ってもらいました。
「エンジェルで習ったことが頭の片隅に残っていたので金銭管理や生活のことを思い出しながらやってみた」
「ひとり暮らしでは料理や栄養が大切だと教わっていたので、がんばって食事をするようにしている」
「人生設計を立てるきっかけになっていた」
「前向きな気持ちでなくても、とりあえず参加してみると何か変わるかもしれないと後輩たちには思ってほしい」
その他にも生活で気をつけていること、プログラムへのアドバイス、など多くの話をしてくれました。
実際に自立を体験した皆さんの声を、今後のよりよいプログラムの実践に活かしていける貴重な機会になりました。

閉会にあたり法人相談役の至誠学園高橋利一名誉学園長からご挨拶として「この子たちがこの国の未来だと言えるような支援をしていきたい」とお話しさせていただきました。その後はお茶と軽食をとりながらご歓談いただく時間とし、閉会となりました。

ご参加いただいた皆様へのアンケートでは、「活動の様子がよくわかった」「卒業生の話が聞けたことがよかった」「今後の支援につながる」という声が多く寄せられ、なかには「支援者、参加者の話を涙が出る思いで聞いていた」と答えていただいた施設職員の方もいらっしゃいました。

2時間と短い時間ではありましたが、多くの皆様にご来場いただき自立支援を共有できたことに感謝いたします。また、この会の実現に向けて多くのご支援をいただきました皆様に心から感謝を申し上げます。

   

児童養護施設イベントに参加

児童養護施設で行われた、子どもの日のイベントに参加してきました。地域の子どもたち、親子を招待して、体験型の遊びコーナーや、ステージでの音楽やダンスなどで楽しみ、食事や飲み物も無料で振る舞われる、子どもにとって本当に楽しみな日です。

会場にエンジェルサポートセンターのブースを設けていただき、活動紹介の機会をいただきました。
また、里親さん募集コーナーのお手伝いをして、会場にお越しの親御さんやボランティアの方へお声がけをしました。
お天気にも恵まれて会場には1000人以上の人が集まったとのことでした。

施設を退所した卒業生たちが帰省か同窓会のように集まっていて、当時の仲間たちや職員の方と近況報告や昔話などで盛り上がっている様子が見られました。エンジェルサポートセンターのプログラム修了生も多く見られ、声をかけてくれました。

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2014エンジェルサポート宮城 修了式

東日本大震災被災地支援プロジェクトとしてエンジェルサポートセンターからも支援を行なってきた「Doorway to Smiles」プロジェクト、その一環である宮城県での自立支援プログラム「エンジェルサポート宮城」の2014年度最終回が12月7日(日)に行われました。

今年度も、宮城県気仙沼市の児童養護施設「旭が丘学園」にて、学園の高校生と、県内の里親家庭で生活する高校生、あわせて6名が参加して学びの経験を重ねてきました。

最終回の今回は、地元の支援者の皆さんと一緒に調理実習を行い、ひとり暮らしの毎日の料理について経験するカリキュラムでした。以前から地域の多くの方に支援をいただいていた旭が丘学園では、昨年度に初めてこのプログラムを行なったときから、地域の方々からたくさんの支援を得て、施設を出て生活を始める子どもたちにとって大切な、生活の知識や技術を身につけるプログラムにすることができました。

修了式ではひとりずつが春からの決意表明を行い、修了証が授与されました。

全国で行われるエンジェルサポートプログラムのなかで、今年度初めての修了式です。これから来春に向けて多くの子どもたちが施設や里親家庭を離れて自らの生活を始めていきます。今後もエンジェルサポートセンターでは自立する子どもたちへの支援を続けていきます。

ファイナンスパークで家計の体験学習

9月28日(日)にエンジェルサポート自立支援プログラムの今年度第二回プログラム「暮らしにかかるお金の使い方」を行いました。

エンジェルサポートセンターでは、公益社団法人ジュニア・アチーブメント日本の協力を得て、同団体の運営する「ファイナンス・パーク」にてプログラムを受講しました。ここでは暮らしのために必要なお金について学ぶだけでなく、自ら選択し意思決定をして行動することを体験的に学ぶことができます。

参加者した児童の多くは高校卒業と同時に18歳で施設や里親家庭から離れて一人暮らしを始めます。仕事をしてお給料をもらいながら生活にかかるお金の管理をしていくことは、18歳ではとても難しいことです。
参加者たちは一日をかけてそれぞれ与えられた家族構成や年収などの設定を元に、食費や住居費、家族の衣料品などの家計の配分を考え、決定していました。

また今回は、里親家庭からの児童の自立を支援するNPO法人である、アン基金プロジェクトと、神奈川フォスターケアサポートプロジェクトの二団体が行う自立支援プログラムとの合同開催として行い、約50名の高校生が集まりました。「社会的養護からの自立のために学ぶという、同じ目的を持った自分と同じ境遇の仲間が50人もいる」ということは、近い将来に不安を抱える彼らにとって、とても勇気づけられることです。またお互いに自分のことを話すことで、プログラムの内容だけでは得られない体験ができる貴重な機会となっていました。

次回は11月に「健康的で経済的な食生活」として調理実習を行います。そろそろ卒業後の進路や方向性が決まってくる時期。子どもたちにとっても決断の機会が増えてくるころになります。

参加者の感想から
  • お金をどこにどのくらい使うのかが正確にわかりました。少し難しかったけど将来役に立つと思いました。
  • 一人暮らし、また結婚してからも、お金がものすごくかかっていることがわかりました。
  • 今まで保険や医療費をあまり大事だと思っていなかったので、勉強をして、家族のためにも自分のためにもなるのがよくわかった。
  • 住宅費や食費などの配分はそんなに難しくないだろうと思っていましたが、実際やってみてとても大変でした。時間ギリギリだったので生活設計している人はとてもすごいなと思いました。