施設職員研修

児童福祉施設では、被虐待児童など行動上の問題を抱えた児童の入所が増加しています。これらの背景には家族の問題や、地域社会の影響によるところが多く、児童福祉分野に従事するスタッフには、その理解とより高度で専門的なトレーニングが求められています。

1980年代から児童虐待、ネグレクトの問題に取り組み、また日米の子どもと家族の治療に関ってこられた、サンフランシスコ州立大学名誉教授Dr. 田中 万里子、Dr.ロジャー・カミングス両先生をお迎えし、施設における子どもたちへのより効果的なケアが提供できる、職員養成を目的としたワークショップを実施しています。実践的な講義と実習、グループでの事例検討など専門性の高い内容です。

エンジェルサポートセンターは活動開始以来、このワークショップの運営業務を担当しております。

2005年からは主催者がテレビ朝日福祉文化事業団、児童養護施設 至誠学園へと移行し、東京都立川市のホテルを会場に一泊二日の日程で実施されるようになりました。以降5年間で、日本全国の児童養護施設、児童自立支援施設、里親、保育園から、のべ100施設以上、合計120名を超える参加がありました。

このワークショップは毎年秋に開催されており、募集要項は各施設宛に郵便にてご案内をしています。