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2020年 新年のご挨拶

2020年、新年のご挨拶を申し上げます。

昨年も自立支援プログラム、卒業生サロン、わたしのみらい、全国プログラム、施設職員のワークショップ、実態調査、とこれまで同様に活動を継続することができました。

2020年の干支は庚子、これまでの積み重ねから新しいものが生まれ出る年と言われます。
これまで培ってきた経験をもって、より多くの支援に繋げられるよう、一層の努力をしてまいります。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2019自立支援 ウェルビーイングワークショップ

12月15日、立川市リスルホールにて、自立支援プログラム東京会場の今年3回目のセッションを行いました。

今回は幸せとはなにか?というテーマで、人間の幸福についての研究から、どのような条件が人を幸せに感じさせるのか、それを満たすためにはどのようにすればよいのか、皆で実際に体験しながら学びました。

グループに分かれてさまざまなワークを行いました。自分が感じていること、お互いに思っていること、などを紙に書き出して表現していきます。それをメッセージにして相手に伝えていきます。最後にはグループごとに発表をして伝えていきます。さらに個別にメッセージを書いて手渡します。

一日がかりのワークでしたが、参加者の皆さんは最後まで熱心に楽しんで取り組んでいました。

参加者のアンケートでは以下のようなコメントがありました。

  • 自分に自信が持てるようなプログラムだった。
  • 自分の性格についてこんなに考えたのが初めてで、勉強になりました。
  • 感謝大切!なんか仲良くなれた!
  • みんなそれぞれのいいところがあり、いいと思った。

次回はいよいよ今年度の最終回となります。それぞれの進路が決まり新生活への準備が始まる頃です。エンジェルサポートセンターでは、社会的養護から自立を迎える多くの皆さんへの支援を今後も続けてまいります。

2019自立支援 法律と契約/暮らしとお金

11月24日、立川市女性センターアイムにて、自立支援プログラム東京会場の今年第2回めのセッションを行いました。

午前は司法書士の皆様を講師に招き、法律と契約について学びました。午後は株式会社アクセンチュアの社員の皆様にお越しいただき、金銭管理を学ぶ時間としました。どちらも重要なテーマで内容も難しいのですが、工夫していただいてとても取り組みやすく進めていただきました。

午前の契約については、チームごとに分かれてクイズに答えていくことで悪質商法や契約トラブルなどの事例について考えていきます。まず問題が出されて選択肢のうち第一印象で正解だと思うものを上げていき、そこからグループで話し合って答えを決めていきます。その話し合いの過程でも、実際に同じような経験をしたことがある人がいたり、第一印象ではAという選択肢を選んだのは一人で、他の全員がBを選んだのに、話し合いの結果、グループとしてはAに決定する、という様子も見られました。単に多数決ではなく何が正しいのかを考えることができていると思いました。

午後は金銭管理として、施設を出て一人暮らしをする状況を想定して、一ヶ月の家計の収支を計算することを実際にやってみました。支出の費目はどのようなものがあるか、それぞれどの程度の金額が必要なのかを、自分一人ではなくグループで相談しながら行うため、それぞれの価値観が異なっていたり、金銭感覚の違いも現れてきて、とてもおもしろい様子でした。

進学希望の人たちのグループでは、学費や生活費を自分で捻出するため、どうしてもアルバイトの時間が長くなってしまい、学業に支障をきたすのではないかと心配する声がありました。そこで前回学んだ給付型奨学金や学費免除の制度を使うことで、どの程度の援助になるのかを実際に電卓を叩いて計算してみました。前回は制度としては学んだものの、こうして自分のこととして体験することで、より理解が深くなり身についたようでした。

今回は法律や家計のテーマでしたが、実際にはそこから自分自身がどのような暮らしをして、何に消費をすることで何を重視する人生を送るのか、それをお互いに知る機会だったと思います。一人ひとりが自分の考える幸せな人生を送ってもらいたいと、エンジェルサポートセンターでは願っています。

2019サロン・ド・エンジェル忘年会

12月8日、立川女性センターアイムにて、エンジェルサポートセンターの主催する、施設等出身の皆さんと過ごす会「サロン・ド・エンジェル」の忘年会を行いました。
今回は好きな料理を自分たちでつくって食べることをやろうと企画しました。
参加者が少なく寂しかったのですが、ならば豪勢にということで、何を食べたいか考えて、ステーキ、うなぎ、ケーキということになりました。
近くのハナマサまで買い出しにでかけ、食材を見ながらああでもないこうでもないと言い合いながら、普段の食生活など暮らしの様子も話したりしました。
戻ってからは手分けして料理を手際よくすすめ、手早く完成させて、どれも美味しくいただきました。
食事をしながら、仕事のことや生活のこと、これからのこと、など、じっくりと話をすることができました。少人数ならではのメリットがあったと思います。
参加者の中にパン工場で働いている人がいましたので、今度はここでその人に講師になってもらってパンを一緒に焼こう、という話も出ました。
わいわいとにぎやかないつもと様子が少し違いましたが、とてもいい会でした。

2019自立支援プログラム東京 調理実習/進学

10月27日、2019年の東京での自立支援プログラムが始まりました。今年は12名の高校生が参加して、児童養護施設からの自立に向けての準備を行います。

初回は複数の施設から参加してきた参加者同士で自己紹介を行い、グループに分かれて料理実習としました。
作りたいメニューをグループのメンバーで決めて、スマホからレシピを検索します。会場内に用意した材料を予算内で「買い物」して、分担して作ります。またくじ引きでスペシャル食材を選んでもらい、必ず使わなくてはいけない材料を決めてもらいました。それぞれ豆腐、もやし、卵となりました。これは消費期限の近い食材を使い切るイメージです。一人暮らしの自炊と同じことをシミュレーションしてみるのです。

それぞれ料理の得手不得手がありますが、協力したり工夫したりしながら、どのグループも上手に仕上げることができました。スペシャル食材で豆腐を引いたグループはハンバーグの生地に練り込んで豆腐ハンバーグにして、美味しくできていました。

午後は進学について話をしました。これまでの先輩たちの様子なども伝えながら、進学を成功させるために必要なことはなにか、また資金計画の立て方、資金繰りについても話しました。新たな学費免除や生活費支援の制度についても説明し、自分でよく調べるように繰り返し伝えました。

参加者のアンケートでは、

  • 調理実習でグループでメニューや役割を話し合ったりしてスムーズにできた
  • 生活に必要なお金を現実的に知ることができた
  • 高等教育の就学支援新制度についてよく調べようと思った

といったコメントがありました。特に就学支援新制度については、これまであまり情報がなかったため、初めて聞いた人が多いようでした。

次回も同じメンバーでまた異なるテーマでプログラムを行います。自立のための多くの学びの機会になることを期待しています。