多摩ユースサロン 2018年9月 ボウリング/交流会

9月16日(日)に、多摩ユースサロンのイベント「みんなのボウリング/交流会」が行われました。

これは三多摩児童養護施設協議会が主催し各児童養護施設の自立支援コーディネーターが中心となり、施設出身者の集いを14の施設で合同で行っているアフターケア事業です。エンジェルサポートセンターも三年前の立ち上げから協力団体として参加しています。

今回は立川スターレーンにてボウリング大会を行いました。各施設の出身者と職員が30名以上も集まり、6レーンを使っての大きなイベントです。始球式でストライクを取ると全員にジュースがプレゼントされるということで、代表のユースが思い切って投げましたが結果はガター。罰ゲームの青汁一気飲みをさせられて大会スタートとなりました。

お互いに初めて会う人も普段のサロンで顔見知りになっている人もいますが、それぞれのレーンでゲームを楽しんでいました。最後には順位発表があり、上位三名には拍手とジュースが贈られました。久しぶりに再会した同じ施設出身の何人かは、ゲーム後にもらった割引券を使ってさらに3ゲームも投げていました。それほど楽しかったようです。

その後、市内のイタリアンレストラン、トスカーナに移動して今度は交流会です。老舗のイタリアンをいただきながらビールやワインを楽しみました。途中で自己紹介を行い、初めて会う人達とも知り合う機会がありました。現在の生活の様子や仕事、学校などの近況を知ったり共通の趣味について語ったり楽しい時間になりました。複数の施設の出身者と職員と施設長、それに私達のようなNPOや弁護士さんといった支援者が、一同に集まってお酒を飲みながら語り合うような会は、おそらくほかにあまり例がないのではないでしょうか。

さらに時間があっという間に過ぎてしまったので、半分ほどの希望者が残って三次会に出かけ、また楽しく語り合い時間を過ごしました。

わたしのみらい2018 税務署体験/家計管理

8月8日(水)首都圏・福島県の児童養護施設、里親家庭の中高生たちが午前中のプログラム会場である立川税務署に集合しました。当日は台風接近による雨風にもかかわらず予定通り全員参加!!無事にプログラムを開催することができました。

税務署に来ることが初めての中高生たちは少し緊張した面持ちです。実際に業務をしている署内の見学や、税務署の仕事についてわかりやすく教えていただくなかで、私たちが安心して生活するために納税が大事なことなのだということを学びました。1億円(もちろん見本!)という大金を実際に自分の手で持ってみるという体験もしました。10kgとかなりの重量でみんなびっくりです!そして、国家公務員税務署職員採用試験に合格した若手の職員さんたちにより採用後に税務署で働くための研修を行う「税務大学校」での話や、寮生活の様子、この仕事を志した理由などお聞きすることができました。ちなみに「税務大学校」は大学とは違います。採用決定後に業務のための研修を行う学校のことです。高等学校卒業(または見込み)であれば税務職員受験資格があります。興味のある人は「税務職員採用試験」で検索してみてください。研修は大変だそうです。しかし、その分一緒に過ごした仲間とのつながりは強いものがあるとのこと。お給料をいただきながら研修できるという仕組みを知り驚いている参加者もいました。実際に仕事をしている現場を見学できたこと、そして直接話を聞けたことは大変好評でした。

午後はアクセンチュア株式会社のお兄さんお姉さんたちと一緒に、自立後のお金の管理について学びました。一人で暮らすことを想定して一ヶ月の生活費予算計画をたてます。始めに支出を書き出し、その後収支を書き出していくと…なんと…「赤字だ~!」そんな声があちこちから聞こえてきました。漠然と考えていただけではわからないけれど、こうして書き出して計算してみることで実感が湧き現実的に考えることができます。進学する人にとって奨学金の金額は大きなポイントです。バイトについても金額だけ考え長時間バイトをすると睡眠時間がなくなってしまいます。食費についても外食と自炊では大きな差があります。午前中習った税金も意識して考えます。貯金の金額をどうするか、交際費もいるし…具体的なイメージを膨らませ、お兄さんお姉さんたちの助言を聞きながら予算立てをした結果を表にして発表しました。それぞれの工夫が垣間見えるものであり、中高生にとって大事な経験になりました。

今回は午前、午後と自立に向けてとても大切なプログラム内容で、参加者からは「普段経験しないことばかりで疲れたけど楽しかった!」「将来について考えることができて良かった」「勉強になった。ためになった」などの感想をいただきました。

2018年の「わたしのみらいプログラム」は今回で終了となります。参加してくれた中高生のみなさん本当にありがとうございました。そしてお疲れさまでした。

今後もみなさんに役立つ情報をお届けし、多くの経験をしてもらえるように魅力的なプログラムの準備を行い実施が決定したら随時お知らせしていきます。楽しみに待っていてください。

  

サロン・ド・エンジェル2018サマーパーティー

8月8日(水)「サロン・ド・エンジェル2018年サマーパーティー」が開催されました。

サロン・ド・エンジェルは卒業生のための集いの場です。今回は特別に同日日中に開催された「わたしのみらいプログラム」に参加の中高生、引率の職員さん、里親さん、そしてアクセンチュア株式会社のみなさんにもご参加いただきました。

たこ焼き&浪江焼きそば、みんなが大好きなものを手作りして出来立てのアツアツをいただきます!スタッフこだわりの美味しい粉を使って焼き上げたたこ焼きは美味でした!キムチ入り、チョコレート入り…などなど変り種も大人気!笑顔あふれるなか、将来の夢を語り合ったり、趣味の話をしたり、大いに盛り上がり思い出に残る楽しい時間となりました。

わたしのみらい2018 東京で過ごす夏の2日間

7月14日(土)と15日(日)に、福島、神戸、首都圏の児童養護施設と里親家庭の高校生が集まり、2日間のプログラムを行いました。

≪1日目≫
35℃を超える暑さの中、大学フェア「夢ナビライブ」が開催されている東京ビッグサイトに集合。開場時間が前倒しになるほど、高校生であふれていました。

【1日目 昼の部】
高校生の希望するAB2つのコースに分かれて出発しました。

コースA 夢ナビ
個別ガイダンスや模擬講義、トークセッションなどが行われる大学説明の大型イベントです。東京会場の来場数は50,164名でした。
学校によっては高校1・2年生の時にこのイベントに参加するよう勧めるところもあり、受験生だけではなく進学に興味がある高校生なら誰でも参加できます。
東京会場には国公立・私立あわせて206大学の説明ブースがあり、首都園はもちろん、北海道、東北、東海、関西の大学がブースを出してます。プログラムに参加した高校生は、それぞれが興味のある大学のブースに向かいました。
どのブースでも入学案内や資料を使って大学の特徴を説明してくれ、奨学金などの質問にも答えてくれました。
学校の資料でカバンが重くなったのと人混みでの暑さと疲れもあったようで、みんな予定時刻より早く集合場所に戻ってきました。
「大学の数、多すぎ!」
「こんなに高校生がいるの?」
イベントの大きさに驚いた様子でした。また希望する大学のブースで話を聞くことができ、満足気な様子もうかがえました。

コースB 東京見学 /①渋谷・原宿、②消防博物館
①渋谷・原宿
タブレットで交通機関を検索し、まずは渋谷へ。
高校生が「見て、見て。」と小声で話しかけた方を見ると、おじさんが「恋人募集」という看板とお花を一輪持って座っていました。
「さすが、渋谷だね~自由だね~」とみんなで感心?する場面も。
渋谷が得意なボランティアのお兄さんが、「電車で移動するより、歩いた方が色々見られて楽しいですよ。」という提案で、休憩しながら原宿まで歩きました。
道中にあるお店の雰囲気や人の多さも体験し、「原宿は、通り過ぎる人を見ているだけでも楽しめるね~」という声もありました。
みなさん渋谷の雰囲気を楽しんだようです。

②消防博物館
参加した高校生の進路希望は「消防士」。江戸火消しから始まる東京の消防の歴史や、災害に関する展示は勉強になったようで、将来の夢が膨らんだようです。
今回の体験を活かしてもらえたら嬉しいです。

【1日目 夕方の部】
コースABの全員がそろって参加しました。
会場はアクセンチュア株式会社。米大使館近くの赤坂にあるおしゃれなオフィスです。

①個別相談会
アクセンチュアの社員ボランティアのお兄さん、お姉さんと、個別にお話しする時間を設けました。1時間の予定でしたが、相談は尽きず、夕食を摂りながら話し続ける姿も見られました。

②先輩との対話
児童養護施設出身の3名の先輩が参加してくれました。「自立する時に進路はどうやって決めたか」「自立のためのお金や奨学金はどうしたか」「自立後1番心の負担に感じた事は?」などの問いに、先輩たち1人1人が自分の体験をお話ししてくれました。高校生たちからも質問があり、予定の1時間があっという間に過ぎました。

≪2日目≫
会場は伊藤忠建材株式会社。壁、床、ドアに商材を使用した部屋もありました。

①お仕事紹介シリーズ 「商社のお仕事」
総合商社勤務の商社マン(実はエンジェルのスタッフ)が「商社って?商流って?」と取引の基本から高校生に話しました。また、これまで手掛けた仕事、現在携わっている仕事など、写真も交えながら話し、高校生にも分かりやすかったようです。
商人の成長と称して、ご自身のこれまでの過程の話もあり、その熱いメッセージに、耳を傾け、頷く高校生たち。心に響いたようです。

②やってみようシリーズ 「Catch Your Dream」
公益社団法人ジュニア・アチーブメント日本様とアクセンチュア株式会社様のご協力を得て、実施しました。高校生自身が、自分のやりたいこと、得意なこと、不安だと思っていることなど、自分自身のことを考える時間です。
アクセンチュアの社員ボランティアのお兄さん、お姉さんと話すことをとおして、一緒に考える時間にもなりました。また大人へインタビューする時間もあり、「中学生・高校生の頃、将来についてどんなことを考えていましたか」など質問し、将来像の参考になったようです。

2日間を通して
高校生同士が同じ体験をし、過ごしたことで交流の場となりました。
また引率された施設職員の先生方、里親さん同士の情報交換の場ともなりました。

  • 参加者からの声
    「自分の未来がより分かりやすくなった」
    「自分で自分の事を今まで考えていなかったけど、考えるようになった」
    「いろんな事にチャレンジしてみたいと思いました」
    「大人の人が優しく、自分が経験した事を話してくれてとても勉強になりました」

次回のわたしのみらいプログラムは、8月8日(水)です。
①お仕事紹介シリーズ 「税務署のお仕事」
税務署の見学をします。また税務署の職員さんから、どんなお仕事をしているか、この職業を選んだきっかけを聞きます。
②やってみようシリーズ 「お金の管理・計画」
人生に欠かせない「お金」について、一緒に考えましょう。
そしてお金の計画書を作成しましょう。

詳しくはmirai@angel-npo.org まで、お問合せください。

わたしのみらい2018 写真撮影とプレゼンテーション

6月9日と10日の二日間で、2018年度第1回「わたしのみらい」プログラム『地下鉄で行く東京見学と卒業した先輩との対話・プロに学ぶ写真撮影とプレゼンテーション』を開催しました。

今回の「わたしのみらい」は地方からの中高生が参加できる宿泊プログラムと二日目は首都圏の中高生も加わって参加できるお仕事紹介のプログラムを、アクセンチュア株式会社さんご協力のもと開催することができました。

《1日目》

参加してくれたのは青森、福島、愛知、沖縄から集まってくれた高校生と職員さん。高校生一人だけで新幹線に乗り、東京まで来てくれた参加者もいます。みなさん早起きしてご参加いただきました。ありがとうございます!

高校生とスタッフたちは、2つのグループに分かれ浅草散策に向けての話し合いからスタートです。限られた時間内で「浅草のどこに行こうか?」「どの経路だと安く行けるかな?」「乗り換えはどこの駅?」参加者が自分たちで調べ意見をまとめていきます。

一人一枚PASMOを持ち出発です!

職員さんたちも別グループでスタッフと浅草へ移動。職員同士の交流を図りながら大事な情報交換の時間となりました。

初めて会った高校生たち…仲良くなるのに時間はかかりません。行動を共にしながら普段の生活のことや、東京の感想など、おしゃべりするうちに自然と距離は縮まりました。この日は最高気温32℃と大変な暑さでしたが、水分補給しつつ、冷たいアイスも食べながら楽しく浅草を散策できました。

宿泊場所に戻り夕食をいただいたあとは、夜のプログラムとして卒業した先輩との対話が行われました。先輩から進路を決めるプロセスや、一人暮らしで困ったことなど、さまざまな体験についてお話を聞き、参加者からも質問がいろいろと上がりました。進路についての悩みはもちろん、高校生である今の時点での困り事も話題になりました。共感し合い、一緒に考えたり、そして先輩の意見を聞くなかで、自分の大切な未来を意識するとても貴重な時間となりました。

《2日目》

首都圏から中高生も合流です。会場は赤坂にあるアクセンチュア株式会社さん、駅上に新しくできた高層タワーにあります。とてもおしゃれで落ち着いた会議室をお借りしました。

午前中はお仕事紹介シリーズとして、プロカメラマンを講師にお迎えしカメラマンの仕事についてお話を聞きしました。写真撮影するときのポイントも教えていただきいよいよ実践です!スマホやデジカメを使い興味のある被写体を見つけ撮影してみます。みんな夢中になってとても楽しそう!その気持ちも写真に表現されていました。「カメラについてもっと詳しく知りたい!」と意見がでるほど、ワクワクした体験になりました。

お昼ご飯は、赤木商店さんにケータリングをご用意いただきました。「とても美味しい!カフェで食べてる気分になる!」「チャイ初めて飲んだ〜これ好き!」「美味しいご飯幸せだね!」との声が聞こえてくるほど大好評でした。赤木さんにもケータリングのお仕事の内容や、仕事を始めたきっかけについてお話しをお聞きすることができました。美味しいお食事と幸せな時間をごちそうさまでした。

そして午後、いよいよプレゼンテーションにチャレンジです。将来の生活や夢について考え、パソコンで資料を作成し全員の前でマイクを使い発表します。アクセンチュア社員のボランティアのお兄さん、お姉さんが丁寧にサポートしてくれるので安心です。自分の考えていること、好きなこと、やりたいこと…など、じっくりと自分と向き合い、無意識の中にあった自分の声を拾い上げ、プレゼンの準備をしていきます。

マイクを持ちみんなの前で行うプレゼンはドキドキしたことでしょう。一人ひとり個性的なプレゼンで自分の考えを発表し、質問にもしっかり答えており本当に素晴らしかったです!とても立派でした!プレゼンの体験により「漠然とした不安が消えた」「自信に繋がった」との感想が多く寄せられました。

今回、参加の中高生は多くの人と関り貴重な体験をたくさん積むことができました。これから楽しい人生を創り上げるきっかっけとして、この体験をぜひ役立ててください。そしてぜひまた「わたしのみらい」に参加してくださいね!次は参加してみようか…と、考えているあなた!次回は7月14日~15日「東京で過ごす夏の2日間!」を開催いたします。多くの中高生に会えることを心待ちにしています!次回プログラム詳細についてはお問い合わせフォームからお問い合わせください。

参加してくれた中高生、ご協力いただきました大人のみなさま、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。