自立支援」カテゴリーアーカイブ

わたしのみらい2018 写真撮影とプレゼンテーション

6月9日と10日の二日間で、2018年度第1回「わたしのみらい」プログラム『地下鉄で行く東京見学と卒業した先輩との対話・プロに学ぶ写真撮影とプレゼンテーション』を開催しました。

今回の「わたしのみらい」は地方からの中高生が参加できる宿泊プログラムと二日目は首都圏の中高生も加わって参加できるお仕事紹介のプログラムを、アクセンチュア株式会社さんご協力のもと開催することができました。

《1日目》

参加してくれたのは青森、福島、愛知、沖縄から集まってくれた高校生と職員さん。高校生一人だけで新幹線に乗り、東京まで来てくれた参加者もいます。みなさん早起きしてご参加いただきました。ありがとうございます!

高校生とスタッフたちは、2つのグループに分かれ浅草散策に向けての話し合いからスタートです。限られた時間内で「浅草のどこに行こうか?」「どの経路だと安く行けるかな?」「乗り換えはどこの駅?」参加者が自分たちで調べ意見をまとめていきます。

一人一枚PASMOを持ち出発です!

職員さんたちも別グループでスタッフと浅草へ移動。職員同士の交流を図りながら大事な情報交換の時間となりました。

初めて会った高校生たち…仲良くなるのに時間はかかりません。行動を共にしながら普段の生活のことや、東京の感想など、おしゃべりするうちに自然と距離は縮まりました。この日は最高気温32℃と大変な暑さでしたが、水分補給しつつ、冷たいアイスも食べながら楽しく浅草を散策できました。

宿泊場所に戻り夕食をいただいたあとは、夜のプログラムとして卒業した先輩との対話が行われました。先輩から進路を決めるプロセスや、一人暮らしで困ったことなど、さまざまな体験についてお話を聞き、参加者からも質問がいろいろと上がりました。進路についての悩みはもちろん、高校生である今の時点での困り事も話題になりました。共感し合い、一緒に考えたり、そして先輩の意見を聞くなかで、自分の大切な未来を意識するとても貴重な時間となりました。

《2日目》

首都圏から中高生も合流です。会場は赤坂にあるアクセンチュア株式会社さん、駅上に新しくできた高層タワーにあります。とてもおしゃれで落ち着いた会議室をお借りしました。

午前中はお仕事紹介シリーズとして、プロカメラマンを講師にお迎えしカメラマンの仕事についてお話を聞きしました。写真撮影するときのポイントも教えていただきいよいよ実践です!スマホやデジカメを使い興味のある被写体を見つけ撮影してみます。みんな夢中になってとても楽しそう!その気持ちも写真に表現されていました。「カメラについてもっと詳しく知りたい!」と意見がでるほど、ワクワクした体験になりました。

お昼ご飯は、赤木商店さんにケータリングをご用意いただきました。「とても美味しい!カフェで食べてる気分になる!」「チャイ初めて飲んだ〜これ好き!」「美味しいご飯幸せだね!」との声が聞こえてくるほど大好評でした。赤木さんにもケータリングのお仕事の内容や、仕事を始めたきっかけについてお話しをお聞きすることができました。美味しいお食事と幸せな時間をごちそうさまでした。

そして午後、いよいよプレゼンテーションにチャレンジです。将来の生活や夢について考え、パソコンで資料を作成し全員の前でマイクを使い発表します。アクセンチュア社員のボランティアのお兄さん、お姉さんが丁寧にサポートしてくれるので安心です。自分の考えていること、好きなこと、やりたいこと…など、じっくりと自分と向き合い、無意識の中にあった自分の声を拾い上げ、プレゼンの準備をしていきます。

マイクを持ちみんなの前で行うプレゼンはドキドキしたことでしょう。一人ひとり個性的なプレゼンで自分の考えを発表し、質問にもしっかり答えており本当に素晴らしかったです!とても立派でした!プレゼンの体験により「漠然とした不安が消えた」「自信に繋がった」との感想が多く寄せられました。

今回、参加の中高生は多くの人と関り貴重な体験をたくさん積むことができました。これから楽しい人生を創り上げるきっかっけとして、この体験をぜひ役立ててください。そしてぜひまた「わたしのみらい」に参加してくださいね!次は参加してみようか…と、考えているあなた!次回は7月14日~15日「東京で過ごす夏の2日間!」を開催いたします。多くの中高生に会えることを心待ちにしています!次回プログラム詳細についてはお問い合わせフォームからお問い合わせください。

参加してくれた中高生、ご協力いただきました大人のみなさま、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

サロン・ド・エンジェル&多摩ユースサロン

2018年5月3日(木・祝)
サロン・ド・エンジェル&多摩ユースサロン
合同バーベキューパーティーが開催されました。

お天気にも恵まれた祝日、総勢21名+ワンちゃん2匹が集い
ワイワイと楽しい時間の始まりです!

昨年度高校を卒業し新社会人や学生となり、少し大人になった
みんなのステキな笑顔に会えました。うれしかった〜♪
そして今回は初期のエンジェルの自立支援プログラムに参加してくれた
大先輩も久しぶりに元気な姿を見せてくれました。

エンジェルの自立支援プログラムをサポートしていただいている
司法書士の先生、企業のボランティアさんにもご一緒していただきました。
美味しいデザートの差し入れありがとうございました!

今回はバーベキューマスターが勢ぞろいです。
火おこし・焼き加減など、初めての人でも先輩たちに教えてもらえるので安心です。
みんなで交代しながら、焼いたり、食べたり、そしておしゃべりが弾みます。

社会人も学生も毎日を謳歌している様子がうかがえます。
時には困ったこと、悩んでしまう場面に遭遇しながらも
信頼できる友人や先輩、今日ここに集った大人たちに相談したりアドバイスを
もらい一歩一歩進んでいます。日々、成長ですね。

今日の体験も良き思い出となり大事な力となることを祈って!
また来年一緒にBBQをしましょう。
今回参加が叶わなかった卒業生も来年はぜひいらしてくだいね(^_−)−☆

最後に人気メニューのご紹介。
お肉はもちろん「ししゃも」「魚河岸あげ」と変わり種も大人気でした!
定番の焼きそばもソース味と塩味です。これまた美味!
ホットケーキも美味しくできました。
来年は何を焼こうかな(^_^*)
リクエストお待ちしています!

ご参加のみなさま、本当にありがとうございました。

エンジェルサポート東京2017修了式

2018年3月10日と11日の一泊二日で、東京都の児童養護施設とファミリーホームから16名の高校生が参加して計5回が行われてきた、自立支援プログラムの最終回と修了式が行われました。

今年もこの最終回では、里親子支援のアン基金プロジェクト、神奈川フォスターケアサポートプロジェクトの2団体と合同で参加して、児童養護施設、里親家庭、ファミリーホームから計38名の高校生が代々木のオリンピック記念青少年総合センターを会場に、宿泊をしつつ学びの機会としました。

特にこの二日間は「正解のないことについて自分で考えて自分で決める」ことを意識して、社会人としての行動やマナー、選択などを考えました。特に夜に行った「先輩との対話」については、社会的養護出身の20代から40代の先輩6名が来て下さり、全体でトークをした後、少人数のグループに分かれてそれぞれ語り合いの時間としました。スタッフは遠くから様子を見守り会話の詳細まではわかりませんが、感想などからもとてもよい時間になったことがわかりました。

宿泊を伴うため、プログラムに出席している時間以外の生活時間は部屋ごとのメンバーで行動することになります。時間を考えて食堂で食事をとり、入浴を済ませ、睡眠をとり、翌日の朝食をとってから朝のプログラムに出席する。休憩時間は部屋や談話室で思い思いに過ごす。そういった時間がともに参加してきた同士の思いを共有する大切な時間になっています。

2日目には修了式を行い、参加者それぞれの施設から施設長先生始め職員の皆様にご出席いただきました。ひとりずつに修了証を授与し、壇上で決意表明を行いました。緊張しながらも自分の言葉で自分のこれからについて語る姿に、「よくがんばった。普段より立派に見えた」との声がありました。

最後に会場をレストランに移してパーティを行い、これまで参加してきたメンバーで楽しい時間を過ごしました。

8月から同じメンバーで行ってきた間に、お互いに知り合ってわかり合っていくことの嬉しさ、のような感情があったように思います。それがこの日を最後にもう全員で会う機会もなくなるのは寂しい気持ちも感じられますが、楽しかった思い出とともに一緒に学んできたことも含めて、どちらもこれからの幸せな人生のための一部になればと願うばかりです。

エンジェルサポート熊本2017

2018年3月5日(月)、熊本県の児童養護施設 慈愛園子供ホームにて、2017年度のエンジェルサポート熊本 自立支援プログラムの最終回と修了式が行われました。

今年度は慈愛園子供ホームとシオン園の2つの児童養護施設から7名の高校生が集まり、自立生活に向けた学びの機会としてきました。

最終回の今回は、心の健康、ビジネスマナー、についてそれぞれ学びました。ずっと生活を支えてきてくれた職員の皆さんが参加し、高校生それぞれに寄り添って一緒に考える場としていて、これまでの人生を一緒に振り返りながら、いよいよ施設を出て新しい人生が始まることを深く感じているようすでした。

修了式では一人ずつが施設長先生はじめ多くの職員の皆様の前で決意表明を行い、エンジェルサポートセンターからは修了証と、協賛のフィリップモリスジャパンからはビジネススーツと生活用品のプレゼントが贈られました。

震災を機に始まったこの熊本での取り組みでしたが、慈愛園の職員の皆様、高校生の皆さんの意欲と強い気持ちが感じられ、これからも支援を続けていきたいと感じました。

エンジェルサポート沖縄2017

2018年3月3日(土)に、2017年度のエンジェルサポート自立支援プログラム沖縄の最終回と修了式が行われました。

今年度も県内の3ヶ所の児童養護施設から自立を控えた11名の高校3年生が集まり、11月から全4回のセッションで、一人暮らしのための食事やお金の管理、健康管理、ライフプラン、生活知識、また社会人としてのマナー、などについて学んできました。

最終回の今回は身だしなみをテーマに、女子は清潔感のあるメークについて、男子はスーツの着方について、それぞれ学びました。

その後の修了式では、各施設の施設長先生はじめ職員の皆様の見守るなか、一年間のプログラムを終えた感想と決意表明を一人ずつが行いました。スーツに身を包んでメークを終えた参加者の皆さんは、早くも新社会人の入社式のようにも立派に見えました。

このスーツと、それぞれ一人ずつが選んだ、布団や家電等の生活用品が、プログラムを協賛するフィリップモリスジャパン株式会社から贈られました。学びの支援だけでなく、経済的な支援も行うことは、自立の支援のためにとても重要です。

今年も沖縄の11名の若者が成長する機会を支援できたことを嬉しく思います。