2015福島プログラム開始

2015年度のエンジェルサポート福島プログラムが12月26日に始まりました。今年は県内の児童養護施設6施設から11名の高校生が集まり、これから来年2月にかけて自立に向けて生活技術や社会資源などを学ぶ機会としていきます。

初回となるこの日は「生きる力を身に付けよう」というテーマで、午前中は一人暮らしに役立つレシピを学ぶ調理実習を行い、午後は「孤独感や孤立感と向き合おう」として、メンタルケアやコミュニケーションについて体験しながら学んでいきました。

参加者した高校生のみなさんはこの日初めて会ったばかりでしたが、一緒に料理を作りながら自然に会話も増え仲良くなっていったようでした。帰り際にも「今日は楽しかった」と笑顔でいる様子が見えました。支え合える仲間として関係を深めていってほしいと思います。

震災後の支援として始まったこのプログラムですが、エンジェルサポートセンターと連携を行いながら、毎回県内の施設の先生方が企画と運営をしていただいています。

また、同じように施設や団体と連携をとりながら全国10ヶ所で100名以上の児童養護施設や里親家庭からの自立を控えた高校生を対象に、プログラムを実施しています。困難な状況からであっても自ら生きていける大人へと成長できるような社会資源として支援を続けてまいります。