2014エンジェルサポート福島 修了式

2月21日に、エンジェルサポート福島の今年度最終回が行われました。このプログラムは東北の若者を支援する「Doorway to Smiles」 プロジェクトの一環として行われ、東北の児童養護施設からの自立を支援するために取り組んできました。

このプログラムでは、福島県内の6つの児童養護施設から自立を控えた高校生が集まり、ひとり暮らしや就職に向けて、生活技術やコミュニケーション技術などを学んできました。最終回となったこの日は、理想の家のデザインを設計図に起こし発表することでどのような生活をしたいかを考えるライフプランニングと、午後は心身の健康を保つためのレクリエーションとコミュニケーションを行いました。

参加者の皆さんは自分の好みや春からの仕事などをよく考えて、それぞれの理想の家を設計、どんな暮らしをしたいかを発表しました。結婚や自分の家族を持つことについてどう考えているのかもお互いに垣間見ることができました。また午後のプログラムでは室内でできる運動を体験することと、皆でできるレクリエーションゲームを使って、お互いにより親しくなることができました。

この日の最後には修了式を行い、一人ずつが新生活への決意表明を行いました。就職する人も、進学する人も、自分の目標に向けての決意を皆と約束しました。またエンジェルサポートセンターからは修了証を授与し、フィリップモリスジャパン社からは布団や冷蔵庫など本人の希望する生活用品が贈られました。

県内の違う施設から集まってきた彼ら、一緒に過ごせたのはほんのわずかな時間でしたが、このプログラムを通じて自信をつけてもらいたいと思いました。また福島の未来を支える人材としてこれからも活躍していってもらいたいと心から願います。