自立支援」カテゴリーアーカイブ

エンジェルサポート2016東京プログラムが始まりました

8月28日、立川市のRISURUホールにて、2016年度エンジェルサポート東京・自立支援プログラムの第一回セッションを行ないました。

今年は児童養護施設とファミリーホームの高校生19名が参加、このメンバーで来年の2月まで、全5回のセッションで学んでいきます。

第一回のプログラムは、プログラムのオリエンテーションを行い、これから約半年の進行について説明しました。続いて参加者の皆さんは初めて会う同士ですので安心してこの場所に参加することができるように、お互いを知るための自己紹介プログラムを行いました。さらに進学について、児童養護施設や里親家庭出身者を対象にした奨学金制度や入学制度の紹介を行ない、また実際にどのような困難がありどのように克服しているのかを統計やアンケートから解説しました。

午後は自分の強みやサポートを紙に書きだしてどのように夢や目標を達成するか、思考を整理する「ドリームツリー」ワークショップを行いました。8月の現時点で進路について悩んでいた参加者もいましたが、あらためて自分自身のことを整理して考える機会になっていたようです。

 

終了後、参加者それぞれが相談したいことを専門スタッフに相談する個別相談に応じました。次回以降もそれぞれのスタッフの経験とスキルから相談に乗る機会を設けていきます。

今日から2月まで、多くの学びの機会を設けて、19名の自立のための支援を続けてまいります。

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サロンドエンジェル健康ランド

8月13日(土)に、自立支援プログラム出身者を対象にした、卒業後交流プログラム「サロン・ド・エンジェル」の今年度第二回プログラムとして、スーパー銭湯「竹取の湯」にてリラックスイベントを行ないました。総参加者5名で昼食をとりながら仕事や生活などの近況を話して過ごしました。

その後は館内の大浴場や岩盤浴でそれぞれ好きに時間を過ごし、疲れをとって心身ともにリフレッシュして解散しました。この卒業生プログラム、次回は年末に忘年会を計画しています。

多摩ユースサロンが始まりました

7月30日(土)に、立川市の子ども未来センターにて、東京都三多摩地区児童養護施設協議会との連携で、東京の西部の児童養護施設が合同で行う出身者のためのアフターケア事業「多摩ユースサロン」の第一回イベントを行ないました。

エンジェルサポートセンターは事務局として、当日の会場手配や案内の作成、またそれぞれの施設の施設長先生、自立支援コーディネーターの職員の皆様とご一緒に当日の準備から運営などを担当させていただきました。
施設の合同イベントですので、それぞれの施設出身の皆さんは、まったく知らない人の集まりに参加してくることになります。また初めての取り組みですので果たしてどのくらいの人数が参加してくれるかわかりませんでしたが、いざ始まってみると、時間前から何人かの若者が集まり始めて、スタッフと一緒になって今の生活の様子や仕事、大学などの近況報告や、施設にいたころの昔話で盛り上がる様子が見られました。最終的に10名もの参加がありました。
今回は第一回目のプログラムでしたので、次回以降にはこのサロンで何がしたいか、いくつものアイデアも出してもらいました。またアンケートにも記入してもらい、大いに参考になりました。

お茶とお菓子をいただきながらおしゃべりをして、予定していた時間はあっという間に過ぎてしまいましたが、参加した皆さんからは「楽しかった」「自分の話を聞いてもらえたのがよかった」といった感想が聞かれました。

 今日のような交流と情報交換の楽しいイベントとして、この多摩ユースサロンの活動へ多くの人が集まることを期待しています。エンジェルサポートセンターは地域と施設との連携で、この支援をこれからも続けてまいります。

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サロンドエンジェルBBQ

5月3日(祝)に立川市の昭和記念公園にて、自立支援プログラム出身者を対象にした、卒業後交流プログラム「サロン・ド・エンジェル」の今年度第一回バーベキューイベントを行ないました。

この春に高校を卒業したばかりの5名を含め、総勢16名が参加して楽しい時間を過ごしました。それぞれ別々の施設の出身ですが、久しぶりに再会したこの日、春からの新生活で就職、進学、一人暮らし、大変なことや楽しいことをおたがいに話しあっていました。焼いて食べて喋って、時間がいくらあっても足りないようでした。2kgのかたまり肉や半身のサーモンをはじめ山程の食材を用意しましたが、あっという間に完食してしまいました。

「一人暮らしでさみしいことに慣れない」と話していたメンバーがいました。一人の時間の過ごし方に慣れていくことも大切ですが、お互いに安心して一緒にいられるこの仲間を継続していけるよう、彼らの成長を見守り、このサロンのイベントをこれからも続けていきたいと思います。

神戸市での自立支援

3月21日、兵庫県の児童養護施設、神戸少年の町にて行われてきた自立支援プログラム「KBTサミット」の今年度最終回が行われ、修了式に出席いたしました。

神戸少年の町では、昨年4月からこれまで9回の異なる内容の講習を行い、16名の参加者がそれぞれ自分にとって必要だと思う回を選択して出席することで、一人ひとり自立に向けての備えにしてきました。

この日は一年間の振り返りとして、どのプログラムが自分にとってよかったのかを挙げてもらい、来年度のプログラムの計画への準備としました。また修了証を授与してねぎらい、卒園のお祝いとしました。

この神戸少年の町では、講習を受ける参加児童の皆さん自身が、どのような講習を受けたいのかを考えてプログラムを組み立てています。また、他の予定がありプログラムのある日に参加できなかった際には、職員の皆さんが補講を行って参加者へのフォローをしています。細やかな配慮があり、積極的に発言するなど安心して参加できているようでした。

この神戸での修了式をもって、青森から沖縄まで全国10ヶ所で連携して実施している2015年度のプログラムがすべて終了しました。修了生は児童養護施設、里親家庭、合わせて98名となりました。

多くの皆様のご支援ご協力をいただき活動ができますことに感謝をいたします。困難な状況にある児童へのスムーズな社会生活への移行を支援する活動を、今後とも続けてまいります。