2018青森自立支援

2月19日、青森県の児童養護施設あけぼの学園の高校生を対象に行われてきた、エンジェルサポート自立支援プログラム青森の最終回と修了式が行われました。
今年の参加者5名は、5回のプログラムで自立に向けて多くの学びの機会にしてきました。この日は里親さんたちのご支援をいただき、マンツーマンでサポートを受けながら、調理実習を行いました。
あけぼの学園では昨年施設の小規模化を行い、高校生男子は少人数のグループで家庭的な暮らしをしているとのことで、普段から買い物や料理をする機会が多くあるため、この日も初めて作るメニューでもアドバイスを受けながらそれぞれ上手に料理をしていました。

食事を終えて片付けも済ませた後は修了式を行い、一人ずつに修了証の授与と決意表明が行われました。それぞれ自分の目標を宣言して、皆からの応援を受けながら決意を新たにしていました。

青森から遠方へ就職する修了生もいますが、遠く離れた土地でも自分の目標に向かって幸せな人生を送っていってほしいと願います。そのためにこのプログラムが助けになればなによりです。

2018福島自立支援

1月26日、福島県でのエンジェルサポート自立支援プログラムが始まりました。
今年は県内5か所の児童養護施設から11名の高校3年生が集まり、来る春の自立の時期に向けて学びの機会とすることができました。

初回となる今回は、午前に「一人暮らしに役立つレシピ」として調理実習を行い、手軽で栄養バランスの整った食事を作り、できた料理を食べて昼食としました。。

午後からは「退所後の孤独感や孤立感と向き合おう」というテーマで、学生と社会人の違いやコミュニケーションのコツなどについて学びました。
参加者の高校生はこの日に初めて会ったこともあり、緊張しながらのプログラムでしたが、料理をしたりワークを行うことで、少しは慣れていった様子も見られました。発言を求められた際には全員とも丁寧に答えていて、頑張って参加している姿がありました。

今回から二月に向けてプログラムが進んでいきます。福島ではそれぞれの回を異なる施設の職員の皆様が各回の運営を担当していただき、県内すべての施設から参加者を募っています。この方式でこれまで継続して実施が出来ていることに皆様に感謝申し上げますとともに、今年も高校生の皆さんへの支援ができますことをうれしく思います。
春からはそれぞれの道へ進みますが、少ない機会でも多くの学びのチャンスとしてもらえたらと願ってやみません。

北海道での自立支援プログラム2018

エンジェルサポートセンターは、北海道函館市の函館国の子寮と連携し、
2018年度より自立支援プログラムを函館市で実施することになりました。

高校生21名が参加し、1月20日に第3回目の研修と修了式が行われました。
この日のテーマはビジネスマナーとスーツの着方で、洋服の青山の皆様のご協力をいただき、実際に店舗で販売をされているお二人を講師に、資料を使いながらスーツの着方や選び方、保管方法などを学びました。また名刺交換の仕方などビジネスマナーについても学ぶ機会になりました。
とても丁寧で優しく話してくださるので、参加高校生にも親しみやすくわかりやすく伝わっているようでした。

終了後は今年度の修了式が行われました。
エンジェルサポートセンターの高橋理事長から一人ずつに修了証が授与され、国の子寮の柏倉理事長から励ましの言葉が贈られました。

北海道で児童養護施設の高校生に対して自立支援活動を行うのは初めての取り組みですが、理事長先生はじめ職員の皆様の熱心な支援があり、今年実施することができました。

今後ともより多くの若者たちの自立への支援を行ってまいります。
これからもよろしくお願いいたします。

サロンドエンジェル忘年会2018

12月29日、卒業生プログラムのサロン・ド・エンジェルで忘年会を開催しました。

飲食の仕事を続けている卒業生に料理を担当してもらい、高校生たちも含めた7名の参加者と、スタッフの3名とで、食事をとりながらお喋りをして過ごしました。

仕事を終えてからやってきた参加者もいて、仕事の様子や生活のことなどの話、またここでしかできないような話など、たくさんの話をしてくれました。
エンジェルサポートセンターの活動は来年で17年、続けていることで多くの卒業生の人生に長く関わることとなっています。

今後とも多くの卒業生が安心して参加できる会を続けていき、過ごす場所として続けていけるように継続していきます。

金銭管理/法律と契約 2018

12月9日、自立支援プログラムの第三回として「金銭管理」と「法律と契約」の講習を行いました。毎年行っているこのプログラムですが、今回も金銭管理についてはアクセンチュア株式会社のコンサルタントの皆様に講師をご担当いただき、法律と契約については青年司法書士会の皆様に講師をお願いしました。 

まず午前に金銭管理のセッションを行いました。高校卒業後の進路選択で進学を希望しているか、就職を希望しているかでそれぞれ分かれてグループを作り、一ヶ月の生活費の収入と支出の費目を考えて金額をグループで相談しながら決めていきます。
家賃、食費、携帯料金、などそれぞれで価値観が異なるため、お互いの主張を聞きながら、共通点を探して一つの収支表にしていきます。アクセンチュアのスタッフの意見を聞きながら大幅に変更になったり、新たに費目が追加になったり、試行錯誤しながら進めていました。

進学組は収入がどうしても不足気味で苦労していました。アルバイトの時間数を増やしたり、家賃や食費を削ったり、携帯は格安の会社に変更する、などの工夫をしながら、それでも奨学金や給付金をうまく活用して、貯金や医療費などは万が一のために残しておきたいとするしっかり者もいました。
東京都で行われた施設等退所者調査で、大学等に進学しながら中退した人の一番の理由が「アルバイトとの両立ができなかった」であったことを以前の回でも話してありましたが、そういったことも考慮しているようでした。

午後は司法書士の皆さんによるグループ対抗契約クイズで、実際にあった契約トラブルをもとに、クイズ形式で正解を相談して考えるゲームでした。
ところがどの問題もなかなか難しくて、どれが正解なのか理由も含めて活発に議論が行われていました。それでもグループごとに意見が分かれて、騙されてしまうこともあり得ると思わされました。
また余談の中で「子であっても親の作った借金を返済する義務はない」という話が出たとき、そのことを知らなかったと答えた参加者が数名いました。もし実際にそのような立場であったら、その子の人生にとって今日の日は大きな意味があるように思いました。

午前午後とも、帳簿の上で計算を合わせることやクイズに正解することに目が向いていましたが、これからの生活の中で実際に直面する現実ですので、そのときにどうするのか、誰に相談するのか、想定をするいい機会になったのではないかと思っています。

12月になって、それぞれ春からの新生活について決まってきたことも増えてきました。次回は最終回、一人ひとりの旅立ちを見送るときまで、今年も支援を続けて参ります。