おしらせ」カテゴリーアーカイブ

福岡県の児童養護施設へ

3月4日に福岡県の児童養護施設清心慈愛園にて、自立支援プログラムの最終回講義と修了式が行われました。

昨年からエンジェルサポートセンターではこの施設内プログラムへの支援を行なっています。フィリップモリスジャパンの協賛を得て今回も講師を派遣し施設の高校生の皆さんの自立を支援するプログラムを実施しました。

今年一年で多くのことを学んだ参加者の皆さんに最後に伝えたのは、人とのつながりを大切にしてほしい、ということでした。自立とは孤立ではなく、社会の中でおたがいにつながりながら生きていくことなので、一人で抱え込まずに自分の周囲の人たちと助けられたり助けたりするやりかたを学んでほしい、ということを話しました。

今年は二人が高校を卒業して、その二人ともが進学するそうです。本当に頑張ったことでしょう。それぞれの夢の実現に向かって、またあとに続く後輩たちのためにも、これからも努力してほしいとエールを送りました。

日本児童養護実践学会での発表

2月18日(土)、日本児童養護実践学会第4回研究大会(会場 白梅学園大学)にて、「社会的養護下の児童への自立支援プログラムの実践」として、エンジェルサポートセンターの自立支援活動の実践について報告を行いました。

団体の設立から9年の経緯とプログラムの内容について、また参加者、施設、里親、企業との関係とそのプログラムの効果、考察について発表し、今後の展望について述べました。出席者からは「職員への支援は」「アフターケアについて」といった質問があり、また今後の連携についての意見交換がありました。

エンジェルサポートセンターとしても学会での発表は初めてでしたが、それ以上に、現場で実践をされている方々の発表からは多くの学びがあり、貴重な機会となりました。

このたびの機会をいただきましたことに感謝しますとともに、これからの活動に活かしてまいります。

青森県での自立支援プログラム

2月9日に青森県の児童養護施設あけぼの学園にて、今年度の自立支援プログラムの最終回と修了式が行われました。エンジェルサポートセンターでは、フィリップモリスジャパンの協賛を得てこのプログラムを支援しています。今回は講師としてスタッフを派遣し、施設内で金銭管理とクレジットカードについての講習を行いました。

この春に高校を卒業し、就職すると同時に施設を出て新しい土地で一人暮らしを始める卒園生たちは、講師や施設の先生方といっしょに、暮らしの中でのさまざまな選択が家計にどう影響するのかを、エンジェルの教材を使用して体験的に学びました。

続いて行われた修了式では、施設の先生方とエンジェルサポートセンター講師からの贈る言葉に、卒園生たちはしっかりとした自分の言葉でそれぞれ決意表明を行なっていました。

震災からおよそ一年、東北から自立に向け旅立つ彼らの人生に、このような支援ができましたことを嬉しく思います。また彼らのこれからの生活が生き生きとしたものになることを心から願います。

自立支援プログラム修了式

1月21日(土)-22日(日)に、国立オリンピック記念青少年総合センターにて、自立支援プログラムの今年度最終回となる宿泊研修を行いました。
今回は神奈川フォスターケアサポートプロジェクトと、里親子支援のアン基金プロジェクトの二団体から集まった里親家庭で生活する高校生と、エンジェルサポートセンターの児童養護施設の高校生との合同で、21名の高校生が参加し、自立に向けての準備として様々なプログラムに参加しました。
会の最後には今年度プログラムの修了式を行い、施設の先生方や里親さん方、多くの来賓の方々から祝福とねぎらいの言葉を受け、またしっかりとそれぞれの言葉で春からの生活に向け決意表明をしました。

詳細な報告は後日追加しますが、今回の自立支援プログラムにも多くの方のご支援ご協力をいただきました。
あらためてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

ファイナンスパーク

11月27日に自立支援プログラムの一環として、公益社団法人ジュニア・アチーブメント日本の運営する品川ファイナンス・パークにて、金銭管理とライフプランについて学びました。

参加者一人ひとりに年収、家族構成、持ち株、などの異なった条件を設定し、その条件の中でどのような消費生活を行なっていくか、実際の商店や金融機関が並ぶ街を模したパーク内を歩きながら、計画と選択を行うことで、家計や生活、人生設計について学ぶ機会となりました。

収入から家賃や食費などの生活費をどう振り分けていくのか、それは家族と自分の暮らしのなかでどんなところを大切に考えていくのか、というとても難しいテーマでしたが、皆それぞれの想いを胸に電卓と家計簿に向かって真剣に考えていました。

また、スタッフの充実したサポートがあったことで、よりわかりやすく学ぶことができた、とコメントした参加者も多くいました。

将来の暮らしのために貴重な経験ができたようです。