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自立支援活動報告会を開催します

エンジェルサポートセンターでの自立支援活動も来年で15年を迎えます。これまでの活動を振り返り、あらためて皆様にご報告するとともに、日頃のご支援への感謝の気持ちをお伝えする場として、11月16日(水)に「社会的養護からの自立支援活動報告会」を開催いたします。
日頃のプログラムの様子、全国での取り組み、そして卒業生たちの体験談を通して、「よりよい自立生活への備え」について皆様と共に考える場とさせていただければ幸いです。

詳細は以下のパンフレットをご覧いただきまして、裏面の申込書にてお申し込みください。

日時:平成28年11月16日(水) 18:00~20:00
開場:17:30 受付開始
内容:自立支援プログラム報告 プログラム修了生による体験発表とシンポジウム
会場:新宿住友ビル 47階 スカイルーム2  (会場に軽食をご用意いたします)
参加費:無料
対象:児童養護施設職員、里親、支援者、支援に関心のある方、報道関係、の皆様 定員60名

新しい支援へとつながる機会となりますことを期待しています。どうぞよろしくお願い申し上げます。

2016児童福祉施設職員ワークショップ

10月18日・19日の二日間、パレスホテル立川にてテレビ朝日福祉文化事業団の主催による、「児童福祉施設職員のためのワークショップ」が実施されました。今回もエンジェルサポートセンターは事務局を担当させていただきました。

サンフランシスコ州立大学名誉教授の田中万里子先生を講師に迎え、東北から九州まで全国の児童養護施設や保育園から職員22名が、児童の心理や気持ちの理解を深め、効果的なコミュニケーションについて研修を行いました。「子どもの心に寄り添う」をテーマとして、子どもの行動の背景にある感情や何がきっかけになって行動が起きているのか、という視点で事例を読みながら子どもと自分の気持ちに寄り添うことを体験し、共感的に関わることの大切さを学ぶ機会となりました。

2016身だしなみ講習会

10月2日(日)、社会人になる前の身だしなみを学ぶ「2016エンジェルラウンジ身だしなみ講習会」を実施しました。

今回も資生堂社会福祉事業財団のご支援をいただき、資生堂ジャパン、AOKI、両社の皆様に講師を御担当いただきました。自立を控えた児童養護施設の高校生男女10名が参加し、講習会を行ないました。

午前は資生堂による女子はメーク講習、男子はスキンケア・ヘアケアの講習を行ない、メークや髪型について体験しました。実際に女子はそれぞれ自分の顔立ちの特徴をつかみながら指導を受けて社会人らしい大人のメークを完成させ、男子は洗顔や髭そり、ヘアスタイルなどの身だしなみの心得を実際に体験しながら学びました。

午後はAOKIのスーツ講座として、男女それぞれ参加者に実際にスーツを着てモデルとなってもらい、それを全員で見ながらスーツの選び方、着こなし方、マナーを学ぶことができました。

参加した高校生たちは講師の話を聞きながら熱心にノートをとり、実習ではそれぞれの顔立ちや肌の色に合わせた化粧品を選んでもらいながら、習ったとおりに進めていくにつれ少しずつ変わっていく自分たちの姿を見て、だんだんと笑顔が増え、会話が増え、嬉しそうに学んでいる様子でした。

参加者からの感想文では、「なかなか人に聞けないことだからよかった」「知らないと恥ずかしいことから知ってると得することまで色々学ぶことができた」「また参加したい」「面接に役立てていきたい」といったコメントがありました。また、休憩時間や終了後にも講師に質問をして、意欲的に参加をしている様子も見られました。

なかなか習う機会もなく、大人でも間違った知識のままでいることも多い、メークやスーツについての知識ですが、これから就職や進学を控えた高校生のときから正しい方法を学べたことで、知識だけではなく自信をつける機会にもなったようでした。

栄養と料理/暮らしとお金

9月18日、児童養護施設と里親家庭からの自立を支援する、エンジェルサポートプログラム2016の第二回セッションを行いました。

今回のテーマは「栄養と料理」「暮らしとお金」です。

午前中は調理実習を行い食事と食費について考えました。グループに分かれて予算内で献立を立てて、会場内で「買い物」をして実際に調理をして食べる、という行程で実習を行いました。参加者の料理のレベルはまちまちでしたが、グループそれぞれで話し合いから料理、片付けまで役割分担をして、手際よくできていたようでした。予算内で料理を完成させることが心配そうでしたが、どのグループも充実したメニューでも費用は安く抑えることができていました。またサラダや野菜を一品添えるようなバランスのとれた献立を組み立てることができていました。

 
 

午後からは一人暮らしの家計について講義と実習を行いました。就職した場合と進学した場合、それぞれグループに分かれて、給与の手取り金額や奨学金などを元に、支出費目を考え、それぞれどのくらいの額が必要か、お互いに相談して考えていました。「移動は徒歩か自転車にして交通費はゼロ」というような意見もありましたが、だんだんと現実的な数字に収まっていったようです。実際の想定を目の当たりにして、皆それぞれ近い将来の現実について考える機会になったようでした。

 

参加者からの感想には以下のようなものがありました。

  • 調理で、食べたいものや作ろうと思っているものを決めるだけでなく、その予算や、栄養も考えなければならないのだと学びました。
  • 家でごはんを作った方が外食したよりも1/4くらい安いなと感じました。
  • 一人暮らしをしたとき、どんなものにどれくらいお金がかかるのか。一人暮らしはけっこうギリギリで大変。無駄遣いはできない。
  • 具体的な収入、支出を書き表すと、いろんなところで節約ができたり、足りないところが分かってよかった。
  • 額面と手取りが少々わかりづらかった。額面でどれくらいなのかなって思った。
  • 大人は一ヶ月の家計をどのように計画立てているか知りたい。

次回は10月に「幸せとは?」をテーマに幸福論、レジリエンスについて学びます。

 

児童福祉施設職員のためのワークショップ開催予定

毎年、事務局を担当させていただいております「児童福祉施設職員のためのワークショップ」につきましては、2016年10月18日~19日に実施予定です。開催要項および申込書は近日中に発送を予定しております。

ご案内が遅くになりまして申し訳ございません。ご予定をいただけますようお願い申し上げます。

また、開催要項のお届けをご希望の方はお問い合わせからお届け先をお知らせくださいますようよろしくお願い申し上げます。