あけましておめでとうございます。
2018年もまたお世話になりました。まことにありがとうございました。
皆様のご支援をいただき、2019年もよりよい活動を続けてまいります。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
あけましておめでとうございます。
2018年もまたお世話になりました。まことにありがとうございました。
皆様のご支援をいただき、2019年もよりよい活動を続けてまいります。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
12月29日、卒業生プログラムのサロン・ド・エンジェルで忘年会を開催しました。
飲食の仕事を続けている卒業生に料理を担当してもらい、高校生たちも含めた7名の参加者と、スタッフの3名とで、食事をとりながらお喋りをして過ごしました。
仕事を終えてからやってきた参加者もいて、仕事の様子や生活のことなどの話、またここでしかできないような話など、たくさんの話をしてくれました。
エンジェルサポートセンターの活動は来年で17年、続けていることで多くの卒業生の人生に長く関わることとなっています。
今後とも多くの卒業生が安心して参加できる会を続けていき、過ごす場所として続けていけるように継続していきます。
12月9日、自立支援プログラムの第三回として「金銭管理」と「法律と契約」の講習を行いました。毎年行っているこのプログラムですが、今回も金銭管理についてはアクセンチュア株式会社のコンサルタントの皆様に講師をご担当いただき、法律と契約については青年司法書士会の皆様に講師をお願いしました。
まず午前に金銭管理のセッションを行いました。高校卒業後の進路選択で進学を希望しているか、就職を希望しているかでそれぞれ分かれてグループを作り、一ヶ月の生活費の収入と支出の費目を考えて金額をグループで相談しながら決めていきます。
家賃、食費、携帯料金、などそれぞれで価値観が異なるため、お互いの主張を聞きながら、共通点を探して一つの収支表にしていきます。アクセンチュアのスタッフの意見を聞きながら大幅に変更になったり、新たに費目が追加になったり、試行錯誤しながら進めていました。
進学組は収入がどうしても不足気味で苦労していました。アルバイトの時間数を増やしたり、家賃や食費を削ったり、携帯は格安の会社に変更する、などの工夫をしながら、それでも奨学金や給付金をうまく活用して、貯金や医療費などは万が一のために残しておきたいとするしっかり者もいました。
東京都で行われた施設等退所者調査で、大学等に進学しながら中退した人の一番の理由が「アルバイトとの両立ができなかった」であったことを以前の回でも話してありましたが、そういったことも考慮しているようでした。
午後は司法書士の皆さんによるグループ対抗契約クイズで、実際にあった契約トラブルをもとに、クイズ形式で正解を相談して考えるゲームでした。
ところがどの問題もなかなか難しくて、どれが正解なのか理由も含めて活発に議論が行われていました。それでもグループごとに意見が分かれて、騙されてしまうこともあり得ると思わされました。
また余談の中で「子であっても親の作った借金を返済する義務はない」という話が出たとき、そのことを知らなかったと答えた参加者が数名いました。もし実際にそのような立場であったら、その子の人生にとって今日の日は大きな意味があるように思いました。
午前午後とも、帳簿の上で計算を合わせることやクイズに正解することに目が向いていましたが、これからの生活の中で実際に直面する現実ですので、そのときにどうするのか、誰に相談するのか、想定をするいい機会になったのではないかと思っています。
12月になって、それぞれ春からの新生活について決まってきたことも増えてきました。次回は最終回、一人ひとりの旅立ちを見送るときまで、今年も支援を続けて参ります。




10月14日(日)に、2018年度自立支援プログラムの第二回セッションとして、「幸せワークショップ」を実施しました。
大学院での研究により、人間が幸せだと感じるためにはどのようなことが大切なのか、それは同じように体験することができるのか、皆で実際にやってみることで、楽しんで身につけていきました。「幸せとはなにか」という漠然とした問いに対して、参加高校生たちも楽しみながら真剣に取り組んでいる様子が見られました。また最後には短い時間で寸劇を作って練習して披露するという課題に取り組み、協力しながら、グループのお互いを知る機会にもなっていました。
終了後のコメントでは、
など、多くのポジティブな言葉がありました。達成感もあり、これからにつながる幸せな時間を過ごすことができたようです。
10月23日・24日の二日間、パレスホテル立川にてテレビ朝日福祉文化事業団の主催による、「児童福祉施設職員のためのワークショップ」が実施されました。今回もエンジェルサポートセンターは事務局を担当させていただきました。
サンフランシスコ州立大学名誉教授の田中万里子先生を講師に迎え、東北から九州まで全国の児童養護施設や保育園、児童福祉施設から職員22名が、子どもたちに対して共感的に関わること、子どもの気持ちに寄り添うことを学ぶ機会となりました。
講義と、グループによる事例検討と講師からのコメント、また体を使ったエクササイズや姿勢の大切さを学ぶ二日間でした。
次回は2019年10月8日(火)・9日(水)の日程で予定しています。ご予定いただけますようお願いいたします。
