2月6日に青森県の児童養護施設あけぼの学園にて、自立支援プログラムの最終回講義と修了式が行われました。
エンジェルサポートセンターがあけぼの学園のプログラムを支援するのは今年で三年目となります。昨年秋から5回のシリーズで、高校生の参加者の皆さんが施設を出て一人暮らしを始めるための準備を続けてきました。
特に今回の参加者の中には、春から一人暮らしを始めるにあたり料理に不安がある子がいるとのことで、調理実習を複数回行ない重点的に学んできました。あけぼの学園のプログラムは毎年このように参加者一人ひとりに寄り添った内容で実施をしています。
最終回となる今回も調理実習を行ないました。栄養士の先生をはじめ職員の先生方がとても熱心に取り組んでいらっしゃり、献立の決め方や道具の使い方などをまとめた冊子を作成したり、一緒に手伝いながら料理を学んでています。この日は四品を作り、エンジェルサポートセンターからのスタッフも一緒にお昼をご馳走になりました。鮭のムニエルにスライスしたレモンを添えて見た目もとてもきれいです。
今年の卒業生は全員すでに就職が決まっており高校卒業の準備や運転免許取得など、新生活に向けて忙しくなる時期です。就職し一人暮らしが始まってからはもっと忙しく慌ただしい時期が続くでしょう。今回の実習のことを思い出して栄養管理には特に気をつけて続けてほしいと思います。この日のお料理はどれもとても美味しくできていました。
修了式では修了証の授与と、新生活に役立ててもらえるよう冷蔵庫や布団などの本人が選んだ生活用品と、ビジネススーツを贈りました。修了生の皆さんの努力の成果です。この経験が自信に繋がりこれからの人生が素敵な日々になることを心から願います。