2月5日-6日の土日で、エンジェルサポート自立支援プログラムの今年度最終回を行いました。インフルエンザの流行もあり、残念ながら参加者全員の出席とはならなかったのですが、12人の中高生が集まり宿泊研修に臨みました。
今回の研修では「働くこと」、「気持ちのキセキ」、「コラージュ」のプログラムが行われ、いずれも参加者にとって充実した内容になったようです。
箱崎幸恵講師の「気持ちのキセキ」では、普段は意識していなかった気持ちに気づき、それを言葉や体で表現することができ、またそれに共感する言葉が他の参加者からもあったりと、まさに奇跡のような場面がありました。参加者からも「もっとよく知りたい」とコメントがありました。
異なる施設から集まった参加者たちは、一泊二日の日程の食事や入浴などの生活の場面での何気ない交流を大切に、また夜は遅くまでたくさんの話をして過ごしたようです。きっとここでしか話せないようなこともお互いに話し合えたのではないでしょうか。それでも常に時間をよく守り、予定通りのプログラム進行をすることができたことは、まさに参加者の皆さんの協力のおかげです。
修了式へは参加児童の生活する児童養護施設からもそれぞれ先生方がお見えになり、またフィリップモリスジャパンをはじめ支援企業の皆様、里親子支援のアン基金プロジェクトからも来賓が見え、30名以上の大勢でプログラムの修了生をお祝いしました。
プログラムの修了生には、フィリップモリスジャパンより、あらかじめ希望をしておいた生活用品や家電製品がプレゼントされました。また高校3年生には加えてビジネススーツが贈られました。頑張って真面目に取り組んだご褒美です。いずれも実績として受け止め、自信をつけていってもらいたいと思います。
ひとりひとりの参加者に感想や抱負を述べてもらいましたが、全員ともしっかりとした言葉で話していて、来賓の先生方も驚くほど立派でした。もしプログラムをきっかけにして気持ちに変化があったのだとしたら、本当にうれしいことです。
春からそれぞれの新しい生活が始まりますが、人とのつながりを大切に、自信と勇気を持って、いきいきと生きていってほしいと願います。
また、今回のプログラムの実施にあたり、このインターネットサイトをご覧の方から、コラージュの作成に必要な雑誌類をご寄付いただきました。児童の自立に向けた活動へご支援をいただきましたこと、心から感謝いたします。ありがとうございました。
参加者アンケートから
もっと気持ちの奥側を知りたいと思った。これから自分の気持ちについて考えようと思う。
前より自分の気持ちを上手に言えるようになったことが、今後、役に立つのかなあーと思いました。
自立に向けての勉強をしながらも楽しく過ごすことができました。
自立する上でも、生きていく上でも、大変貴重な経験と出会いを与えていただき、感謝しています。
自分のためになる!!