11月16日、自立支援プログラムの三回目として調理実習を行いました。
今回のメニューは、エンジェルサポートセンターが自立支援プログラムを始めたころからの伝統レシピ「三日鍋」です。大きな鍋にポトフを作り置きして食べ、翌日は残った鍋をミネストローネに、さらに翌日にはカレーにして、少ない手間と費用で飽きずにしかも栄養豊富な一品です。
また、ほうれん草のごま和えでは、すり鉢でごまを摺る作業を人生で初めて体験した参加者がほとんどでした。他にご飯や三種のサラダ、デザートまで、よくがんばって作り、どれも美味しくできていました。
片付けを終えて、午後は今日の献立と材料費を見比べながら、一人前の食費がいくらかかっているのか、節約できる点や外食との金額差がどのくらいになるのか、電卓を叩きながら一緒に考えました。
アンケートの感想から
・これから一人暮らしをするのでとてもよい体験になったと思った。
・外食の方が楽だけど、自炊した方が健康的にも経済的にも良いなと思いました。
・健康に気をつかいながら、低コストで考えられるようになった。
・三日鍋はすっごく役に立つと思った。
・料理の豆知識をもっと知りたいと思った。
食事は毎日欠かせないことです。この一回の実習だけで準備が全て整った、ということではありませんが、参加者一人ひとりがそれぞれの経験と知識として蓄積し、自信を回復させていくと同時に、これから日常のなかで料理を習慣づけていくきっかけにしてもらいたいと思います。また、グループで一緒に作業をした参加者同士もずいぶんと打ち解けてきたように感じられました。
次回は12月に法律について学びます。