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多摩ユースサロン 2017年10月

10月15日(日)に多摩ユースサロンのサロンイベントが行われました。

天気予報では、雨は午前中まで…だったはずが午後も降り続き、肌寒かったこの日。施設職員とエンジェルのスタッフ、そして弁護士の先生も加わって、和やかに穏やかに楽しい語らいの時間を過ごしました。

弁護士の先生がいらっしゃる事で、法律関係に対する質問が自然と発せられ、改めて自分たちの学びにもなりました。「時間外労働の賃金が支払われなかった」「親が自己破産していることで、携帯電話の契約ができなくて困っている」「自己破産しているのに、クレジットカードの手続きができてしまった」などなど。

今後も継続して、弁護士の先生方が参加してくださるとの事ですので、ちょっと相談してみたいと思っておられる方、ぜひ!多摩ユースサロンへお越しください。

三多摩地域の児童養護施設出身のユースの皆さんと施設職員との集いイベントは、毎月開催しています。日程や会場などの案内が必要な方は出身施設の自立支援コーディネーターからお送りしています。またはエンジェルサポートセンターにお問い合わせください。

話題が世界情勢について語り合っている時、卒園生が「思いやりの気持ちを持って人と接すれば、争う事ってなくなると思うなぁ。自分はそうしたいといつも思っている」と。

本当にその通りだと思います。卒園生のそのような言葉にほっこりします。

思いやりの気持ちは、周りに心地良さや安心感を与えられるものではないでしょうか。そのような「思いやりの気持ち」を持った多摩ユースサロンに遊びに来てください。お待ちしております。

調理実習 / DVについて

9月24日に立川市女性総合センターアイムにて、自立支援プログラムの2017年度第二回プログラムが行われました。

前半は「栄養と食事」として、調理実習を行いました。ふだんから料理をするかどうかで分けたグループごとに、あらかじめ用意した材料を見ながら予算内で献立を考えて作ります。実際の自炊と同じようにスマホを使ってレシピ検索をして、さらに予算内で収まるように材料費を計算してから料理を始めました。

はじめは「料理をしないメンバーだけのグループでは誰も作れないから無理」といった声もありましたが、来年の春にはそれぞれ新しい生活が始まるのですから、貴重な練習の機会だと取り組んでもらいました。料理をするメンバーのグループも、しないグループも、役割分担をして時間内に出来上がりました。

4つのグループの献立は

  • 親子丼 味噌汁 サラダ フルーツとヨーグルト風デザート
  • カレーライス目玉焼きトッピング 味噌汁
  • 野菜たっぷりチャーハン 中華スープ
  • 肉野菜炒め ご飯 味噌汁 フルーツ

と、それぞれ美味しく出来上がっていました。また費用も多くても270円程度と、とても安くできあがり、普段食費をあまり意識していなかった高校生にも貴重な機会になりました。感想にも「みんなで作るのは楽しかった」「安くておいしくたくさん作れる料理をもっと知りたい」「料理を作れる幅を広くしたい」などのコメントが多くありました。

後半は「DVについて」として、ハラスメントやDVに対応している専門家が講師となり、資料や実演を使って学びました。これまで正しい知識を学ぶ機会がなかった高校生が多かったようで、感想にも、人間関係の難しさや、自分の行動や性格を振り返り気をつけたいとする声が多くありました。自分を守るだけでなく相手を守り、良好な関係を続けていくことができるような、そのような機会になったらよいと思いました。

9月になり進路が決定した参加者が出てきました。いよいよ具体的な自立に向けての準備が始まります。同時に参加者同士でもお互いに支え合い励まし合いながら関係を深めていきます。

次回は10月、テーマは「幸福について/レジリエンス」です。

多摩ユースサロン 2017年9月

9月17日(日)に多摩ユースサロンのサロンイベントが行われました。

ちょうどこの日は台風の影響で雨風が強く参加者が少なく残念でしたが、ユースが会場へやってきて施設職員やエンジェルのスタッフと時間を過ごしました。仕事や生活の様子、他の施設出身者との交流の様子や、今後のプログラムの展開について等、語り合う時間になりました。

三多摩地域の児童養護施設出身のユースの皆さんと施設職員との集いイベントは、今後も毎月開催していきます。日程や会場などの案内が必要な方は出身施設の自立支援コーディネーターからお送りしています。またはエンジェルサポートセンターにお問い合わせください。

自立支援プログラム2017が始まりました

2017年度の自立支援プログラムが始まりました。東京会場での初回プログラムは8月27日(日)に立川市RISURUホールにて行われました。

今年は8か所の児童養護施設とファミリーホームから17名の高校生が参加して、来年春までの5回のプログラムで自立に向けて準備をしていきます。

初回のこの日は全体オリエンテーションで始まり、偏愛マップを使った参加者同士の自己紹介、進学についての講習、目標を明確にするためのドリームツリーワークショップを行いました。

この日の朝に初めて会った参加者同士でも雑談などしながらリラックスしている様子が見られたり、また今年の参加者に進学を希望する高校生が多かったこともあり、熱心にメモを取りながら話を聞いている様子も見られました。仲良くなることで参加することに楽しみが増えて、さらに今後のプログラムに熱心に取り組むことができるのではないかと期待しています。

参加者からの感想には以下のようなコメントがありました。

  • ⾃分のことを相⼿に分かりやすく紹介することで、相⼿と親近感を持つことができると知った。
  • 奨学⾦について、お⾦を出してくれる会社や団体、お⾦の額を知ることが出来た。それぞれの奨学⾦の内容や締切⽇があるので期⽇に気を付けたいと思いました。
  • 『ドリームツリー』⾃分の夢とかやりたいこと⼩さいことでも⼤きいことでも前向きに紙に書くことで少し前向きになれるし、「よし頑張ろう!!」って思えます。
  • ⾃分の将来を考えたら、⾊々な想像が出てきて、⽅向性が少しはきちんとしっかりしていることが分かりました。⼈⽣設計もお⾦計算してきちんとしたい。

これから春に向けて多くの変化がそれぞれの皆さんにあることでしょう。エンジェルサポートセンターではこれから専門家の講師の皆さんと一緒に、参加者一人ひとりの新しい人生の始まりを応援していきます。

多摩ユースサロン 2017年8月

8月13日に、多摩ユースサロンのイベントが八王子市で行われました。
今回は三多摩地区の児童養護施設卒園生を対象にして、フットサル大会、温泉、懇親会、と盛りだくさんの内容でお盆休みを過ごす会としました。

フットサルでは7名の卒業生が参加、9施設から集まった自立支援コーディネーター職員とエンジェルサポートセンターのスタッフ3名とで、全員で19名が汗を流しました。
サッカーやフットサルの経験者も多く、また小学生時代に施設対抗の大会に参加していたことがあるか、など昔話もしながら、楽しい時間を過ごしました。

その後、近くの入浴施設に移動、温泉や岩盤浴を楽しみました。

最後には飲食店にて懇親会を行い、ここから合流した参加者や職員、施設長とともに食事やお酒を楽しみながら、近況や昔話で盛り上がっていました。

異なる施設出身でも共通の趣味があったり、年齢が近いことで接点があったりして、交流の場としてよい機会になっているようです。
施設出身者の若者と複数の施設からの現役職員、施設長が集うイベントが行われることによるアフターケアは支援としても独特ですが、様々なライフステージ、ライフイベントにも大勢が寄り添って関わることのできる形ではないかと、これからに期待をしています。
今後は毎月定期的に集まる場を設けて、そのなかでイベントも行っていく予定です。