社会的養護からの自立支援プログラム、エンジェルサポートオンライン2020。第三回目「暮らしの契約と法律」を開催しました。
これまで同様に青年司法書士会の皆さんを講師にお招きし、生活していく上で「ちょっと困った場面」を想定して、どのように対処したらいいのかクイズに答えていきながら、解決方法を学んでいく回でした。クイズはどれも身近に起こりうるもので、しかも答えは微妙に難しく、悩ましいものが多かったですが、参加者はそれぞれ考えていました。
裁判で勝って、悪質商法業者に払ってしまったお金を取り戻しました!という司法書士の話に、ZOOMの画面内で「拍手」のアイコンが次々送られてくるようすなどもあり、楽しい雰囲気の中で行われました。
学校の授業で習ったことがある、という参加者も多かったのですが、それでも終了後のコメントでは「学校の講習は苦手だったけど今日は楽しく勉強できた」といった声や「学校で習った以外のことも具体的に学べてよかった」という声がありました。
一方で、「近所のトラブルや事故などについても学びたい」「借金についてもう少し詳しく知りたい」など、具体的なリクエストもありました。追加資料など補習できるようにしたいです。
次回は2月21日に「施設出身者と語る社会人としての心構え」というテーマでオンラインプログラムを行います。児童養護施設、自立援助ホーム、里親家庭、ファミリーホームで生活する高校生は事前に申し込みをすれば参加できます。参加費は無料です。以下からご連絡をお待ちしています。