3月21日、兵庫県の児童養護施設、神戸少年の町にて、高校生のための自立支援プログラム「KBTサミット」の修了式が行われました。
神戸少年の町では、一年で10回のプログラムを行い、ほぼ毎月のように高校生たちが集まって、お金のことや医療について、社会人としてのマナー、サイバー犯罪など、施設職員だけでなく専門の講師や警察官から講義を受けてきました。中でも施設出身のOBの話は熱心に聞いていたということです。
部活やアルバイトで参加できなかった回は、職員の皆様による補講を受け、11名が規定の内容を修めました。
この日、二名の高校三年生は、協賛のフィリップモリスジャパン合同会社、株式会社AOKIからいただいたビジネススーツを着て、修了式に臨みました。引っ越しや仕事の準備など新生活に向けて着々と動いているそうです。
修了式では修了証の授与と、一人ずつが一年間のプログラムの感想を述べて、さらに三年生は今後の決意表明を行い、園からは三年生二人に常備薬を入れた救急箱が贈られました。
修了式の後は職員の皆様と修了生の皆さんとでケーキをいただきながらお茶をして、和やかな雰囲気で一年を振り返り、これからについて語り合いました。
この神戸の修了式をもって、2018年度の全国でのプログラムもすべて修了となりました。北海道から沖縄まで全国11会場で行われたプログラムで児童養護施設や里親家庭の高校生133名に自立に向けての学びの機会を提供することができました。
このプログラムの実施にあたりご支援いただきましたすべての皆様に心からの感謝を申し上げます。
まことにありがとうございました。