エンジェルサポート福島2016

福島県内の児童養護施設からの自立を支援する「エンジェルサポート福島2016」プログラムが始まりました。

福島県児童福祉施設部会とエンジェルサポートセンターとの協力体制で2012年から毎年行ってきたこのプログラムも、今回で5年目となります。11月19日に今年度の第一回プログラムが行われ、県内7施設から10名の高校生が参加し、それぞれの自立に向けて学ぶ機会としていきます。

初回となった今回は午前中に「携帯・スマホに潜む危険性」として郡山女子大学の堀先生に講師を勤めていただき、ネットやゲームへの依存、いじめ、脳や身体に与える影響などを学びました。それぞれの考えを述べたり、グループでディスカッションをしたり、自分と他人の価値観を比べながら、それぞれ考える機会となりました。

お昼休みには会場近くの料理店で食事をとりながら、今日初めて会った参加者同士でも趣味の話や学校の話などで和気あいあいと過ごしました。

午後は堀川愛生園の三馬先生が講師となり、コミュニケーションスキルを実践的に学ぶ機会としました。社会人としてどのような行動をとるとよいのか、適切な行動を、例を挙げて具体的なステップを踏みながら学ぶことができました。

これから来年の2月まで充実した内容で自立に向けて学んでいきます。進路が決まった参加者もいて、より具体的に自分自身について考え、共有し合う機会となることでしょう。エンジェルサポートセンターでは福島の高校生への支援をこれからも続けてまいります。