筑摩書房から新書『日本の大課題 子どもの貧困: 社会的養護の現場から考える』 (ちくま新書 池上 彰 編集)が発売になりました。
「子どもの貧困」をテーマに日本の児童養護施設の歴史と現状について広く一般の方に知っていただけるように、ジャーナリストの池上彰さんと至誠学園の高橋利一統括学園長による対談を主に収録しています。さらに昭和女子大学の池上和子先生による子どもたちの置かれている状況や心理についての解説と、エンジェルサポートセンター理事長の高橋利之による自立支援についての紹介をしています。
最終章の「児童養護施設からの自立と自立支援」にて、当法人の高橋利之が執筆を担当させていただきました。ここでは児童養護施設からの自立の現状とその支援の例を紹介することで、必要な子どもと支援とが結びつくことを期待しています。また新たな支援が行われる機会となることも望むものです。
児童養護施設やそこからの自立について支援の興味をお持ちの方や、児童養護施設に就職を考えている学生の皆さん、専門家だけでなく一般の方に読んでいただき「そうだったのか」と感じていただけるような本になることを願い作りました。