お金と時間の使い方 / 契約と法律

12月15日(日)に今年度4回目の自立支援プログラムを行いました。

今回は午前午後の二部に分けて2つのセッションを行いました。
午前は明治大学の大学院生の皆さんがご支援をいただき、「知って得するお金と時間の使い方」として、大学生から新社会人になる年齢を想定した、暮らしにかかるお金の話や悪質商法について、また大学生活について紹介するセッションを行いました。具体的なイメージを持ちやすいように実際の資料やスライドを見たり、クイズや寸劇も交えながら解説をしたことで、理解しやすく肯定的な印象を持つことができたのではないでしょうか。

午後は青年司法書士会の皆さんが講師になっていただき、法律についてのクイズに答えながら、関連した法律について解説を行うことで、身近なトラブルについて考え学ぶことができました。グループに分かれてそれぞれ議論をする時間では、「親しい人との借金の問題」という設問に対しては「人との絆が大切だ」「いやお金が大切だ」といった意見が交わされ、とても盛り上がっていました。
優勝したグループから順に、全員にチョコレートの商品のご褒美もいただきました。

終了後のアンケートでは多くのコメントが寄せられました。

  • 大学の進学にかかる費用や、学生ならではある時間を活用して、自分にしかできないことを探せるということがわかった。
  • 今日はたくさんの大人の方の話を聞けて、おもしろかったです。ありがとうございました!!!
  • 意外と知らない法や権利を知れて、役に立った。
  • 一番うれしかったのは本当に悪徳商法などの対応をしている司法書士の方に直接会えて、お話しを聞けたことです。

次回は今年度プログラムの最終回として一泊二日で研修を行います。一人ひとりの進路が決まってきたこの頃、また自立に向けた高揚や不安といった気持ちが大きくなってきたことでしょう。最後まで彼らの気持ちに寄り添い支援を重ねてまいります。