情報化支援

児童福祉施設入所児童の実態調査

2003年、児童養護施設・児童自立支援施設に入所する児童を対象にした調査、研究への支援を開始しました。

2004年には、それまでは各施設において手書きで記入した書面を提出し行っていた調査データを、各施設でデジタルデータに入力し提出、集計するシステム「エンジェル・データ・エントリー・システム(ADES)」を独自に開発、より効率的な調査を実施することが可能になりました。

2010年には、各施設からのインターネットブラウザを利用したデータ入力、閲覧を可能にしたクラウドコンピューティングシステムを開発、さらに効率化を進めるとともに、対象施設の拡大や調査項目の拡張など、将来の発展にも対応できる体制への整備を進めています。

児童福祉施設のIT化支援

児童福祉施設における児童の日常の記録は、児童の問題や将来を考え計画する上で非常に重要なことですが、日々の業務の中でその詳細な記録をすることはスタッフにとって大きな負担となっています。それでも詳細な記録を残し情報をデータベース化し共有化することは、適切な情報が即時に得られることになります。

これらのニーズを元に、児童養護施設至誠学園IT化推進委員会とエンジェルサポートセンターとの共同開発により、児童養護施設記録システム「エンジェル・インフォメーション・マネジメント・システム(AIMS)」は2005年に完成、導入されました。そしてさらにその後の新しいシステムへの基礎として大いに活用されました。

児童福祉施設職員・里親のための交流SNS

児童福祉にかかわる施設や里親、支援者や関係機関を対象に、インターネット上で交流しそれぞれの専門性や地域性を元に情報交換するシステムのニーズを検討し、2007年に独立行政法人福祉医療機構の助成を受け、プライバシーを保護しながらインターネット上で交流するシステムとして児童福祉ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の開発を行いました。