調理実習 / DVについて

9月24日に立川市女性総合センターアイムにて、自立支援プログラムの2017年度第二回プログラムが行われました。

前半は「栄養と食事」として、調理実習を行いました。ふだんから料理をするかどうかで分けたグループごとに、あらかじめ用意した材料を見ながら予算内で献立を考えて作ります。実際の自炊と同じようにスマホを使ってレシピ検索をして、さらに予算内で収まるように材料費を計算してから料理を始めました。

はじめは「料理をしないメンバーだけのグループでは誰も作れないから無理」といった声もありましたが、来年の春にはそれぞれ新しい生活が始まるのですから、貴重な練習の機会だと取り組んでもらいました。料理をするメンバーのグループも、しないグループも、役割分担をして時間内に出来上がりました。

4つのグループの献立は

  • 親子丼 味噌汁 サラダ フルーツとヨーグルト風デザート
  • カレーライス目玉焼きトッピング 味噌汁
  • 野菜たっぷりチャーハン 中華スープ
  • 肉野菜炒め ご飯 味噌汁 フルーツ

と、それぞれ美味しく出来上がっていました。また費用も多くても270円程度と、とても安くできあがり、普段食費をあまり意識していなかった高校生にも貴重な機会になりました。感想にも「みんなで作るのは楽しかった」「安くておいしくたくさん作れる料理をもっと知りたい」「料理を作れる幅を広くしたい」などのコメントが多くありました。

後半は「DVについて」として、ハラスメントやDVに対応している専門家が講師となり、資料や実演を使って学びました。これまで正しい知識を学ぶ機会がなかった高校生が多かったようで、感想にも、人間関係の難しさや、自分の行動や性格を振り返り気をつけたいとする声が多くありました。自分を守るだけでなく相手を守り、良好な関係を続けていくことができるような、そのような機会になったらよいと思いました。

9月になり進路が決定した参加者が出てきました。いよいよ具体的な自立に向けての準備が始まります。同時に参加者同士でもお互いに支え合い励まし合いながら関係を深めていきます。

次回は10月、テーマは「幸福について/レジリエンス」です。