沖縄県での自立支援

3月5日、2015年度エンジェルサポート沖縄の最終回プログラムが行われました。
今年度は島添の丘、石嶺児童園、美さと児童園の県内3か所の児童養護施設から10名の高校3年生が集まって、これまで4回のプログラムを通して自立に向けての準備を行ってきました。

この日の午前中はビジネスマナーや冠婚葬祭でのマナーの講話を学び、名刺交換やお茶入れ等の実践も行いました。講師の先生も今回初参加でしたが、子どもたちのために多くの資料を準備して下さいました。
午後は、男子と女子に分かれて身だしなみの講習を進めました。女子は、普段のメイクとビジネスメイクの違いを実践を通して学び、男子もスーツの手入れの仕方やネクタイの巻き方を実践を通して学ぶことができました。初めてスーツを着る事に緊張と照れくささがありながら、それでも社会人になるという期待が感じられました。

プログラム終了後に修了式を行いました。子ども達は全日程が終わった事で安堵の表情を見せていました。修了式では、エンジェルサポートセンターからの激励の言葉と、修了証書の授与を行ないました。また、フィリップモリスジャパンから、参加した子ども一人ひとりが希望した生活用品を贈るホープチェストの目録の贈呈を行ないました。

全員の前で一人一人が発表したこのプログラムを通じての参加者の感想では、プログラムの機会への感謝の言葉や、講師や職員にもお礼の言葉がありました。会場の皆で温かい気持ちになる事が出来ました。また、感謝の気持ちと同時にプログラムで学んだことを将来に活かしたいという自立後への期待の言葉も多く聞く事が出来ました。最後は皆で懇親会で互いに頑張りを評価し、自立への激励を行いました。

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