青森県での自立支援

2月10日に、青森県の児童養護施設あけぼの学園で行われてきた自立支援プログラムの、今年度最終回に出席してきました。

今回はアパートの契約と金銭管理について、高校3年生を対象に講習を行いました。
今年参加したみなさんは就職先の寮に入ることができたとのことで、すぐに賃貸契約についての知識が必要というわけではありませんが、むしろ今後は施設を離れてから職員や支援者といった周囲に支えのない状態で、契約を行うことになります。
ですので、契約の流れ必要な書類等の解説だけでなく、どのように情報を入手するのか、また、困ったときの相談先も伝えておくことで、備えとしました。
金銭管理の講習を行い、一人暮らしを想定し参加者同士で相談して家計簿をつけることで、お互いの金銭感覚の違いを実感しつつ、自分の給与でやりくりすることを考える機会としました。

参加者からは車の維持費についての質問がありました。青森県では県の予算で、児童養護施設の高校3年生に運転免許取得のための助成を行っていて、今回の参加者も教習所に通っているとのことでした。

最後に修了式を行い、今年度のプログラムを受講してきたことで学んだこと、春からの新生活での目標、これからの人生での決意を、それぞれ語ってもらいました。仕事のこと、家族のこと、一人ひとり思いを言葉にして宣言しました。